array.Variance
現在の配列内の要素の分散を取得します。
定義¶
名前空間: Alice
アセンブリ: Losetta.Runtime.dll
ソースコード: Alice.Core.Array.cs
Variance(bool)¶
現在の配列内の要素の分散を取得します。
引数 | |
---|---|
sample |
配列を母集団の標本とみなして、不偏分散を取得する場合はtrue 、配列を母集団全体とみなして、標本分散を取得する場合はfalse 。この引数の規定値はfalse です。 |
戻り値 | |
---|---|
number |
配列内の各要素の分散 |
対応 | |
---|---|
AliceScript | 4 |
AliceSister | 4 |
Losetta | 0.11 |
Variance(delegate,bool)¶
現在の配列内の各要素にある値を用いて、分散を取得します。
引数 | |
---|---|
source |
配列内の各要素を数値に変換する関数 |
sample |
配列を母集団の標本とみなして、不偏分散を取得する場合はtrue 、配列を母集団全体とみなして、標本分散を取得する場合はfalse 。この引数の規定値はfalse です。 |
戻り値 | |
---|---|
number |
配列内の各要素の分散 |
対応 | |
---|---|
AliceScript | 4 |
AliceSister | 4 |
Losetta | 0.11 |
説明¶
この関数は、現在の配列の各要素の分散を取得します。source
を指定しない場合、配列内の各要素は数値型である必要があります。
この関数は、以下の公式を使用して標本分散または不偏分散を計算します。
標本分散
\[
s^2 = \frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n} (x_i - \bar{x})^2
\]
不偏分散
\[
s^2 = \frac{1}{n-1}\sum_{i=1}^{n} (x_i - \bar{x})^2
\]
不偏分散は標本分散とは異なり、標本が母集団の一部を切り取ったものだとみなして、標本に偏りがあることを考慮して計算を行います。通常、データの全てを取得できる場合は標本分散を、実験サンプルなどすべてを網羅していないデータを扱う場合は不偏分散を使用します。
source
は、数値型を返すデリゲートである必要があります。このデリゲートには、順番に配列内の各要素が渡されます。
例¶
以下は、ある数値が入った配列の分散を求めます。