関係演算子

関係演算子は、値の比較に使用する演算子です。


taiseiue | 2021-12-25

関係演算子には、等値演算子と比較演算子の2種類があります。

  • 等値演算子は、あるふたつの値が等しいかどうかを調べます
  • 比較演算子は、あるふたつの値の大小について調べます

比較演算子は、数値型の値同士で使用できます。 また、等値演算子はすべての型の間で使用できます。

等値演算子

等値演算子は左右の値が等しいかどうかを判断します。参照型の場合は、メモリ上の同じアドレスを参照しているかを判断します。

等値演算子 ==

等値演算子==または===は左右の値が等しい場合はtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。次に例を示します。

AliceScript
var a = 1 + 2 + 3;
var b = 6;
print(a == b);//出力:true

var c = "a";
var d = "A";
print(c == d);//出力:false
print(c == d.ToLower());//出力:true

非等値演算子 !=

非等値演算子!=または!==は左右の値が異なる場合はtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。この演算子の結果は等値演算子の論理反転と同じです。次に例を示します。

AliceScript
var a = 2 + 3 + 4;
var b = 6;
print(a != b);//出力:true

var c = "a";
var d = "A";
print(c != d);//出力:true
print(c != d.ToLower());//出力:false

比較演算子

比較演算子は左右の値の関係を比較します。

小なり演算子 <

小なり演算子<は、左の値が右の値より小さい場合はtrueを、それ以外の場合はfalseを返します。次に例を示します。

AliceScript
print(1 < 2);//出力:true

大なり演算子 >

大なり演算子>は、左の値が右の値より大きい場合はtrueを、それ以外の場合はfalseを返します。次に例を示します。

AliceScript
print(2 > 1);//出力:true

小なりイコール演算子 =<

小なりイコール=<は、左の値が右の値より小さいか、等しい場合はtrueを、それ以外の場合はfalseを返します。次に例を示します。

AliceScript
print(1 =< 2);//出力:true

大なりイコール演算子 >=

大なりイコール>=は、左の値が右の値より大きいか、等しい場合はtrueを、それ以外の場合はfalseを返します。次に例を示します。

AliceScript
print(2 >= 1);//出力:true