AliceScript 2.0の新機能
この記事では、AliceScript2.0の変更点と新機能について説明します
新機能
NetImport
とIceImport
関数を統合した、void import(string filename,bool? isNativelibrary);
関数の追加- 名前空間付き関数を厳密名で呼び出せるように
- new式のObjectBaseサポート
- ObjectBaseを文字列に変換する際にNameプロパティが参照されるように
- ソルトやハッシュの生成時に強度を指定可能に
- コマンドライン引数の取得を標準でサポート
- AliceScriptを拡張機能開発言語として使用する際に使いやすくなるように機能強化
- .NETFrameworkへの移植性を向上
- AlicePackage内のスクリプトから同パッケージ内のファイルを読み出し可能に
- CustomClassがObjectBaseを継承できるように改善
- 新実装
Losetta
を導入 - バイナリデータをパスワードに使える、
password_hash_data
、password_verify_data
関数を追加 - Process_Start関数を実装
- usingステートメントの導入
- 生文字列参照構文
GetString{TEXT}
を導入
不具合の修正
- 例外発生時にクラッシュする不具合を修正
- Task_run関数がデリゲート以外の値を受取ったときにクラッシュする不具合の修正
- isやasを含んだ変数名を指定すると例外が発生する不具合を修正
破壊的変更
ソースコードの変更が必要な変更
import関数(名前空間読み込み)の廃止
AliceScriptGM以前のバージョンでは、Import関数はすでに展開されている名前空間を読み込むための関数として使用していました。 新しいバージョンでは、usingステートメントが使用できます。この変更はそれぞれのimport関数をusingステートメントに読み替える必要があります。 次の変更例をご覧ください。