bool
bool型は、ブール値の論理数を表します
定義
名前空間: Alice
アセンブリ: Losetta.dll
bool型は、ブール値の論理数を表します。bool型は論理、比較、等値演算子をサポートしています。
bool型の有効な値はtrue
かfalse
のいずれかです。 それぞれの値を表す定数がそれぞれ、true、falseとして定義されています。
この型の型指定修飾子はboolです。
対応 | |
---|---|
AliceScript | RC1、RC2、GM、2.0、2.1、2.2、2.3、3.0 |
AliceSister | GM、2.0、2.1、2.2、2.3、3.0 |
Losetta | 0.8、0.9、0.10 |
説明
bool型は、真偽値(trueまたはfalseのいずれか)を表します。bool型は、比較演算子と等値演算子の結果の型です。bool型をとるステートメント(ifやwhileなど)と三項条件演算子で条件を表す値として使用できます。
bool型の既定値はfalseです。
リテラル
AliceScriptではトップレベルスクリプトでtrueおよびfalseが定数として定義されています。これを使用して、bool型を初期化できます。
比較
bool型は、trueかfalseのどちらかをとるため、他の型にあるような比較は必要ありません。次の例のどちらでも、コードの意味は同じです。
3値ロジック
3値ロジックを使用する必要がある場合はnull許容bool型を使用することで、true,false,nullの3値を使用できます。次に例を示します。
bool? condition = null;
if(condition == true)
{
// trueの場合
}
else if(condition == false)
{
// falseの場合
}
else if(condition == null)
{
// nullの場合
}
null
許容Bool型をif文でそのまま使用することはできません。必ずvariable?.Valueを経由して値を取得してください。
変換
bool型への暗黙的な変換は存在しません。特に、WSOFTScriptとは異なり数値型の代わりに値を使用することはできません。また、文字列型、数値型、bytes型からの明示的変換がサポートされます。