WebSailingGLプロンプトリファレンス
この記事では、WebSailingGLに搭載されていたWebSailingプロンプトで使用できるコマンドについて説明します。
WebSailingGLには、WebSailingの機能を補助するためにWebSailingプロンプトが実装されています。ユーザーは、このプロンプトを使用して高度な設定変更を行うなどさまざまな機能を使用できます。
また、サポートは終了しているものの、WebSailingプロンプトは現在でもGLTerminalとして入手することが出来ます。これは、WebSailing3.0からWebSailingプロンプトの機能のみを独立させたものです。
プロンプトの概要¶
WebSailingプロンプトは、下のテキストボックスにコマンドを入力し、実行をクリックすることでコマンドを実行できます。最上部の 鍵アイコン(🔒) をクリックすると、プロンプトのロック状態が切り替わります。プロンプトをロックすると、コマンドを実行できなくなり、一切のテキストイベントがコマンドで処理されます。
バッチファイルを読み込むラベルをクリックすることで、バッチファイルをスクリプト実行できます。これはテキストファイルの一番上から順番にコマンドを実行していく方式です。
F1...F4のボタンは、コマンドごとに用途が異なります。たとえば、wspadコマンドでは、保存や読込などの機能が割り当てられます。
終ボタンをクリックするとアプリケーションが終了します。
コマンドの一覧¶
@echo
コマンド¶
引数にon
あるいはoff
を指定すると、ユーザーの入力が画面に表示されるかどうかの値を指定できます。
balth
コマンド¶
コンピューター負荷をかけます。
rund
コマンド¶
スクリプトファイルを読み込み、一行ずつ実行します。
help
コマンド¶
コマンドの簡単な説明を表示します。
cls
コマンド¶
画面をクリアします。
cp
コマンド¶
引数に指定したファイルをもう一方に指定した場所へコピーします。
net
コマンド¶
dl
サブコマンド¶
ひとつ目の引数に指定したUrlのファイルをもう一方の引数に指定した場所に保存します。
view
サブコマンド¶
ひとつ目の引数に指定したUrlの内容を表示します。
echo
コマンド¶
引数に指定したテキストを表示します。
wspack
コマンド¶
mount
サブコマンド¶
ひとつ目の引数に指定したWebSailingイメージを指定したディレクトリに展開します。
cleate
サブコマンド¶
ひとつ目の引数に指定したディレクトリをもとにWebSailingイメージを作成します。
add
サブコマンド¶
ひとつ目の引数に指定したイメージにふたつ目に指定したファイルを追加します。
view
サブコマンド¶
指定したイメージに含まれているファイルの一覧を表示します。
test
コマンド¶
EnvInfo
オブジェクトのプロパティを列挙します。
exit
コマンド¶
アプリケーションを終了します。
close
コマンド¶
プロンプトを終了します。
cd
コマンド¶
プロンプトのカレントディレクトリを変更します。
wsupdate
コマンド¶
del
サブコマンド¶
WebSailingの更新キャッシュを削除します。
wsupdate
コマンド¶
new
サブコマンド¶
WebSailingの更新イメージをネットワークからダウンロードし、更新可能な状態にします。
start
サブコマンド¶
次回起動時にWebSailingを更新するように構成します。
update
サブコマンド¶
WebSailingの更新を今実行します。
exec
コマンド¶
ファイルを実行します。
dir
コマンド¶
現在のディレクトリ内容を列挙します。
api
コマンド¶
get
サブコマンド¶
指定したパッケージをインストールします。
update
サブコマンド¶
現在インストールされているパッケージをすべて最新の状態に更新します。
izon
サブコマンド¶
現在インストールされているパッケージに必要な依存関係を列挙します。解決していない依存関係があれば警告します。
makecer
コマンド¶
APIをサイドロードするために必要な証明書を作成します。このコマンドは対話形式で実行されます。
addcer
コマンド¶
APIを実行するために必要な証明書を編集します。このコマンドは対話形式で実行されます。
delcer
コマンド¶
APIを実行するために必要な証明書を削除、APIが使用できないようにします。
wspad
コマンド¶
テキストエディタを起動します。このコマンドは対話形式で実行されます。
mem
コマンド¶
m1
からm9
までの変数領域に値を書き込みます。変数は$m1
のような形式で使用できます。
その他の情報¶
- WebSailingプロンプトは、起動時に
C:\WebSailing\APIData
にディレクトリを作成します。 - WebSailingプロンプトは、起動時に
C:\WebSailing\API
にディレクトリを作成します。 - WebSailingプロンプトは、起動時に
C:\WebSailing\APIData\start.wsb
に起動用スクリプトを作成します。